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2024年6月17日配信

朝日 孝輔

(株)MIERUNE 代表取締役 CEO

北海道から世界へ。位置情報関連開発のスペシャリスト集団​

(所属や役職は配信当時の情報となります)

札幌に拠点を置くMIERUNE(ミエルネ)は、位置情報に特化したシステム開発・コンサルティング業務を行う会社です。

2016年の創業から、オープンソースのGISソフトウェア「QGIS」を中心に事業を展開。

事業の8割ほどが官公庁に関わる仕事で、国交省が主導する「PLATEAU」のプロジェクトにも参加しています。

社名のごとく多岐にわたるデータの「見える」化を得意とするMIERUNE。

これまでに行ってきたデータの可視化には「PLATEAU」のデータをマインクラフトのデータに移換する取り組みや、

江戸時代の地図を「見える」化した取り組みも。

「官公庁系の仕事ではどんなことを求められる?」といった話から、

「データの負荷」の課題。「位置情報エンジニアを育てるには?」

そして北海道発、世界を目指す企業としての意気込みなどを伺いました。

 

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北海道から世界へ。データを「見える」化するスペシャリスト

「MIERUNE」は2024年の6月で9期目となる、位置情報に特化したシステム開発・コンサルティング業務を行う会社です。

受託開発、システム開発のサポートなど、オープンソースのGISソフトウェア「QGIS」を中心に事業を展開しています。

FOSS4Gのイベントがきっかけとなり北海道出身の3人で立ち上げたことから、現在も北海道・札幌市に拠点を置き、約30人の社員の多くが札幌市をはじめ、北海道内で活動しています。

目指すのは「北海道独自の方向性を持つ、東京に負けないIT企業」です。

 

MIERUNEの業務の7、8割を占めるのが官公庁系の事業で、国交省が主導する「PLATEAU」関連のプロジェクトにも複数参加しています。

そのうちの一つが、PLATEAUのデータを様々な形式に変換するコンバーターの開発です。

この事業は国交省から「CityGML」として提供されており、データを自由に変換することができるようになっています。

また、ほかのプロジェクトでは市町村向けにPLATEAUのデータをマインクラフトのデータに変換し、市民らが町づくりを体験するワークショップを行っています。

ほかにも、AWSのパートナーとしてクラウド利用の提案も行っています。

データ量が多くなるとクラウドのコストが課題となりますが、データ量に対して最適な構成を提案しています。

位置情報データ業界では、円安の影響などから海外クラウドの利用料の高騰が話題となっていますが、こちらについてもMIERUNEで最適な構成を提案できる可能性があるといいます。

 

同社は課題を解決するソリューションカンパニーとしてだけでなく、社員の趣味から始まった「れきちず」(「現代の地図デザイン」で、江戸時代の歴史地図を閲覧できるサービス)など、技術力を「遊び心」に活かすことも大事にしています。

今後も北海道を拠点とするIT業界として、北海道でエンジニアを育て、世界的な仕事にも関わっていきたいということです。

関連キーワード:

#PLATEAU #CityGML #位置情報 

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