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2026年6月1日配信

位置情報×レシートデータで“購買“を可視化―『トリマレシート』の挑戦
 

國廣 正太郎 ジオテクノロジーズ(株)公共・法人営業本部 アライアンス推進部

(所属や役職は配信当時の情報となります)

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6月4日(木)5日(金)東京浜松町で開催の「Location Business & Marketing EXPO 2026」プラチナスポンサー、ジオテクノロジーズ の國廣氏をゲストに迎え、話題の「トリマレシート」について伺いました。移動でポイントが貯まるポイ活アプリ「トリマ」に新たに追加されたレシート投稿機能を活用し、位置情報・人流データと購買データを掛け合わせることで、従来のPOSデータでは見えにくかったエリア別の購買傾向や広告効果測定を実現。小売・メーカー向けの棚割り提案や販促施策への活用、さらには人流分析精度向上への展望まで、ジオテクノロジーズが描く“次世代リテールデータ活用“の可能性を深掘りします。

ロケーションビジネス&マーケティングEXPO2026
https://www.lbmajapan.com/lbm-expo2026

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ポイ活アプリ「トリマ」が展開する新たなレシート投稿機能

 

ジオテクノロジーズが運営する「トリマ」は、移動距離や歩数に応じてポイントが貯まる、日本を代表するポイ活アプリです。現在のユーザー規模は毎日約200万人が利用するDAU(Daily Active Users)を誇る巨大プラットフォームへと成長しています。

この「トリマ」に昨年末から追加された新機能が「トリマレシート」です。ユーザーは日々の買い物で受け取ったレシートを撮影して投稿することで、追加のポイント(マイル)を獲得できます。現在、1日あたり約30万件のレシートが収集されており、月間で約10万人のユーザーが継続的に投稿を行っています。この膨大なレシートデータをOCR(光学文字認識)技術で読み取り、個人を特定しない形で統計化・分析することで、企業のマーケティング活動に資する「購買情報」として提供するビジネスが始動しています。

 


人流データと購買情報の紐付けによる圧倒的な独自性

 

市場には既にレシートデータを提供するサービスが複数存在しますが、ジオテクノロジーズが展開する「トリマレシート」の最大の特徴は、同社の強みである「人流データ」と「詳細な属性データ」を購買情報と直接紐付けられる点にあります。

具体的には、特定のエリア(例:渋谷駅1km圏内)を訪れたユーザーが、どのような属性を持ち、実際にどこの店舗で何を購入し、どのメーカーの商品を選んだのかという一連の行動を、エリア別の購買特性として可視化することが可能です。これにより、「誰が、どこを通って、最終的に何を買ったか」という、従来の人流分析やPOSデータ単体では見えてこなかった消費者の動線を立体的に捉えることができるようになります。

 


店舗内分析の精度向上とPOSデータの課題解決

 

これまで、GPSを用いた人流分析には、ショッピングモールや駅ビルといった大規模複合施設において「どのテナントに入店したか」までを特定することが難しいという技術的課題がありました。しかし、レシートデータという「購入の証跡」を組み合わせることで、特定の店舗に確実に入店し、買い物をしたという事実を立証できるようになります。

また、店舗側のPOSデータは「何が売れたか」は把握できても、「誰が買ったか」という顧客属性の特定が困難な場合があります。「トリマレシート」を活用することで、個人情報を秘匿した統計情報の形でありながらも、人流と購買を組み合わせた高度な行動分析が可能となり、POSデータを補完する強力なデータソースとしての役割が期待されています。

 


メーカーと小売業の意思決定を支える具体的なユースケース

「トリマレシート」の提供先として想定されているのは、主にメーカーの営業部門や小売業のバイヤー部門です。具体的なユースケースとして、以下の2つの軸が挙げられています。

一つ目は、小売店舗への棚割り提案の最適化です。メーカーにとっては自社商品の売上は把握できても、競合他社の状況をリアルタイムで追うことは困難です。「トリマレシート」では店舗名、購入日時、商品単価、数量まで把握できるため、競合店舗におけるカテゴリー別の売上分析を推測できます。例えば、「このエリアの競合店では30代男性による特定商品の購入が多い」といった客観的なデータに基づき、より説得力のある棚配置や品揃えの提案が可能になります。

二つ目は、新規出店の検討や既存店の最適化です。出店候補エリアの購買傾向を事前に分析したり、エリア特性に合わせて店舗の商品構成をカスタマイズしたりすることで、ニーズに即した店舗運営を支援します。

 


「マストバイ」施策による販促から効果検証までのワンストップ提供

さらに、2026年度内に実装が予定されている「マストバイ」機能により、分析だけでなく直接的な販促試作の実施も可能になります。これは、特定の商品の広告を「トリマ」ユーザーに配信し、実際にその商品を購入したレシートを投稿したユーザーにボーナスポイントを付与する仕組みです。

この機能の導入により、新商品の認知向上から、特定の流通チェーンでの売上確保、さらにはキャンペーン実施前後の購買シェアの変化の測定までを、「トリマ」という一つのプラットフォーム上で完結させることができます。1日200万人にリーチできる規模を活かし、認知から購買、効果検証までを垂直統合で提供できる点は、他のサービスにはないユニークな強みです。

 


今後の展望と「ロケーションビジネス&マーケティングエスポ 2026」への期待

 

現在、「トリマレシート」は研究開発段階にあり、商品マスターの整備やデータクレンジングが進められています。ジオテクノロジーズでは、本サービスをより価値のあるものに育てていくため、データ活用の可能性を共に探るPoC(概念実証)パートナーを募っています。

2026年6月4日から5日にかけて東京都産業貿易センター浜松町館で開催される「ロケーションビジネス&マーケティングエスポ 2026」では、ジオテクノロジーズのブースにおいて最新のデモが展示されます。また、6月4日の13時30分からは、國廣氏による登壇セッションも予定されており、人流データと購買データを掛け合わせた新しい価値創造の形が提示される予定です。

 


まとめ

 

ジオテクノロジーズが推進する「トリマレシート」は、200万人のアクティブユーザーを持つ「トリマ」の人流データと、日々の「買い物」の証跡であるレシートデータを融合させた、革新的なマーケティング基盤です。この仕組みは、従来の人流分析では難しかった店舗入店の確証を得るだけでなく、POSデータが抱える顧客属性把握の課題を解決する可能性を秘めています。メーカーや小売業にとっては、競合分析に基づいた緻密な棚割り提案や、広告から購買までを繋ぐワンストップのプロモーション、そしてその効果検証を可能にします。現在はPoCフェーズであり、位置情報と購買データの掛け合わせによる新しいビジネスの創出に向けて、今後の展開が非常に期待されるサービスです。

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