位置情報データビジネスセミナー@岩手大学
2024年12月5日(木)開催 14:00~ (13:30〜開場)
事前登録 参加無料
国立大学法人 岩手大学 上田キャンパス理工学部内
〒020-0066 岩手県盛岡市上田4丁目3−5
国内事業会員85社+からなる「一般社団法人LBMA Japan」(ロケーションビジネス&マーケティングアソシエーションジャパン)は
位置情報データを活用したビジネス・マーケティング・サービスを推進するための一般社団法人です。
普段あまり触れることの少ない、位置情報データ活用に特化した
ビジネス・サービス事例などをわかりやすく皆様にご紹介するイベントを多々開催しております。
この度、加盟企業の株式会社イーアールアイ(盛岡企業)、そして国立大学法人岩手大学と共に、
6名の登壇者によるセミナー+名刺交換会を開催させていただきます。
位置情報データ活用のビジネスに興味がある法人所属の皆様のみならず、是非学生の皆様にも多くご参加頂き、
位置情報データがどのように活用され、事業が成り立っているか、
各登壇企業の業務内容なども知っていただく機会にして頂けますと幸いです。
なおご来場には、事前来場登録が必要です。※12月4日登録〆切
14:00~14:05
オープニングセッション
一般社団法人LBMA Japan 事務局長 中村 潤
14:05~14:30
トラック・バスプローブデータの可能性について語る
日野コンピューターシステム株式会社
ソリューション推進部
近年、車両から収集されるプローブデータが注目されており、交通課題・社会課題の対応に活用されています。特にトラック・バスのプローブデータは、乗用車とは異なり、人流・物流の動向を的確に把握することができるため、効率化や災害対応に大きく貢献できます。
本公演では、位置情報ビジネスにおけるトラックのプローブデータの役割について解説し、最新の活用例を紹介します。
14:30~15:05
屋内環境におけるBLEGONIOを用いたデバイス測位
岩手大学
教授
本講演では、ERi社と共同開発したBLEGONIOのデバイス測位システムについて紹介します。
本システムでは位相を用いずに,RSSIを用いてDOD(Direction-Of-Departure)推定を行う技術を導入することにより、アレーアンテナからなるBluetoothビーコンからの出発角情報を用いることでデバイス測位を行います。一例として体育館で5個のBLEGONIOビーコンを用いた実験を行ったところ、平均1.29mの距離誤差が得られることが分かりました。
15:05~15:30
屋内位置測位の基礎技術の紹介とその具体的な事例
【InQrossカイゼンメーカーおよび歩行者自律航法】
株式会社イーアールアイ IoT・DXグループ グループマネージャー
兼 株式会社ムセンコネクト 取締役CTO
GPSの電波が届かない屋内ではヒトやモノの位置を把握することは容易ではありません。長年多くの大学、企業により研究開発がされていますが、未だにコストと精度の両面で優れたスタンダードな技術が確立していない状況です。もしも技術進歩によりブレイクスルーが起きれば、大きなイノベーションを起こせるチャンスがあります。
本講演では、屋内位置測位に関する様々な技術手法やその動向について説明します。更に具体的な事例として、製造現場等で簡単に利用できて作業改善に役立つ屋内位置測位システムであるInQrossカイゼンメーカーや、歩行者自律航法について紹介します。
15:30~15:40
休憩
15:40~16:05
生活者行動ビッグデータ分析の最前線
株式会社unerry
VP of Data Team
人流という言葉はコロナ禍を経て一般的な言葉になり、多くの業種・多くの課題に対して活用されるようになりました。
unerryでは国内最大規模の人流データだけではなく購買データなど人々のあらゆる行動をとらえた“生活者行動ビッグデータ“を保有しており、日々その活用方法をアップデートしています。
本講演では、そんなunerryの進歩を牽引するデータ職種の紹介と共に、生活者行動ビッグデータ分析の最前線についてご紹介します。
16:05~16:30
位置情報・パーソナルデータをAI・DXに活用していくための安全装置「PIA/DPIA」〜 先端技術活用に求められる倫理・社会課題を乗りこなす手法〜
株式会社プライバシーテック
代表取締役
生成AIの急速な進化をはじめとした技術を社会に浸透させていくうえでは、生活者や社会から新技術への理解を得ることが不可欠な時代になっています。昨今世間を騒がせたデータ活用における炎上事例を取り上げ、データ活用を進めていくうえで配慮すべき観点、組織の中での取り組み方について、ご紹介させていただきます。
16:30~16:50
「広がる位置情報データのビジネス活用/日本と世界の位置情報データ活用潮流」
川島 邦之
一般社団法人 LBMA Japan
代表理事
(株式会社リバーアイル代表取締役/Pinmicro株式会社取締役/株式会社トケタ取締役)
NY州立大学プラッツバーグ校卒。米シリコンバレーでのモバイル関連の営業・インキュベーション事業経験を経て、日本にてベンチャー領域に於ける事業開発・経営を歴任。専門分野は、新規事業開発、屋内センシング技術活用DX、位置情報データの活用・流通。 2020年2月一般社団法人LBMA Japan設立・代表理事就任。